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rbenvでバージョン管理しよう

ルビーのバージョン管理ツールであるrbenvを使ってプロジェクト毎に指定のルビーをインストールしましょう。
環境
OS: ubuntu 18.0.4
※OSが違う場合は一部コマンドも違う場合があります。

rbenvのインストール

rbenv とはプログラミング言語Rubyのバージョン管理ツールです。 複数のバージョンのRubyをインストールし、切り替えて使うことができます。 まずはrbenvがインストールされているか確認してみましょう。($ はターミナルのプロンプトを表すものなので入力する必要はありません。)
$ rbenv -v
rbenvがインストールされていればバージョンが表示されます。 今はインストールされていないと思うのでrbenvをインストールしましょう。 まずGithubからソースをCloneし、.rbenvというフォルダ名で保存します。
$ git clone https://github.com/sstephenson/rbenv.git ~/.rbenv
次にruby buildをGithubからCloneします。ruby buildとはrbenvのプラグインの一つで、Rubyをコンパイルしてインストールするための、 rbenv install コマンドを使用することができる拡張プログラムです。
git clone https://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build
クローンしたものを使用できるようにパスを通します。3行あるので1行ずつ確実に実行しましょう。
$ echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile
$ source ~/.bash_profile
これでrbenvが使えるようになりました。バージョンを確認してみてください。
$ rbenv -v

Rubyのインストール

最初にインストールされているRubyのバージョンを確認します。
$ rbenv versions
次にインストールできるRubyのバージョン一覧を表示させます。
$ rbenv install -l
より細かい各Rubyの最新の安定版を表示させるには以下を実行してください。
$ rbenv install -L
バージョン一覧の中から任意のインストールしたいRubyのバージョンを指定して インストールします。(今回は例として3.0.2をインストールします。)少し時間がかかりますので待ちましょう。
$ rbenv install 3.0.2
インストールが終わりましたら以下コマンドでご自身の環境に指定のRubyがインストールされているか確認しましょう。
$ rbenv versions

Rubyのアンインストール

不要になったバージョンのRubyをアンインストールしたい場合は以下コマンドを行いましょう。
$ rbenv uninstall 3.0.0

Rubyのバージョンを指定する

デフォルトで使用するバージョンを固定します。
$ rbenv global 3.0.2
特定のプロジェクトで使用するRubyのバージョンを切り替える
$ cd プロジェクトのディレクトリ
$ rbenv local 3.0.0
切り替わったかどうかは以下コマンドで確認できます。
$ ruby -v

その他コマンド

インストールできるRuby一覧(rbenvのリポジトリ)を更新
 cd $(dirname `which rbenv`) && git pull